春のデジタルクリーンアップ: デバイスの速度と安全性を向上させる 7つの手順

窓を開放して新鮮な空気を入れましょう。不要なデータを一掃するにはよい時期です。

お使いのデジタル機器を見直すよい機会でもあります。

お住まいの地域に春が訪れているかどうかは別として、使用中のデバイスやアプリ、オンラインアカウントをきれいに整理してみてはどうでしょうか。今がそのチャンスです。不要なデータを一掃することで、プライバシーや個人情報を保護することができます。ハッカーが入手できる情報を最小限に抑えることで、悪用されるリスクも軽減されます。

実際、私たちは日頃から多くの不要なデジタル情報を蓄積しており、折に触れクリーンアップ作業を行う必要があります。以下について考えてみてください。

  • ほとんど利用する予定のないオンラインストアの複数のアカウント
  • 閲覧しなくなった掲示板やフォーラムのメンバー登録
  • デバイスに残ったままの数多くの古いアプリやプログラム
  • 何年も前のスプレッドシートや記録など、不要となった古いファイル
  • 写真。たくさんありますよね?

春のデジタルクリーンアップに向けた7つの手順

先に述べたようなものが蓄積されることで、デバイスの空き容量が占有されるだけでなく、場合によってはセキュリティ上の危険にさらされることもあります。これを一掃するための段階的な手順をご紹介します。

1. 自分のアカウントを見直し、使っていないアカウントは削除しましょう。ブックマークやパスワード マネージャーなど、パスワードやユーザー名を保存している場所を確認します。それらに関連付けられているサイトやサービスを慎重に見直します。一定期間使用していないアカウントは、最後にもう一度ログインし、すべての個人情報を削除してからアカウントを無効にします。

こうすることで、不必要な環境での電子メールアドレス、ユーザー名、パスワードの露出を防ぐことができます。残念なことに、このような重大なセキュリティ侵害は定期的に発生しています。自分が使っていたWebサイトが攻撃されたことに気づいていないような場合もあるのです。その間も、あなたの名前やパスワード、アカウントに関連付けられた情報 (クレジットカードなど) がハッカーに使用されてしまいます。情報の露出を抑えるようにしてください。古いアカウントは閉鎖しましょう。

2. パスワード マネージャーで整理して、安全性も向上させましょう。最近では、アカウントごとに固有で強固なパスワードを作成することが必須になっていますが、日常生活で使用しているすべてのアカウントを対象とすると、大変な作業になることが考えられます。そこで、パスワード マネージャーを利用します。パスワード マネージャーが固有で強固なパスワードを作成します。また、ハッカーや犯罪者がアクセスすることのできない安全なサーバーに、パスワードを保存することができます。

上記の方法に従ってパスワードを安全に保存しましょう。テキスト文書やスプレッドシートなどを使用して、パスワードをコンピューターやデバイスに保存しないようにしてください。デバイスが侵害されたり、紛失したり、盗まれたりした場合に、パスワードをそのような形で保存しておくということは、自分のデジタルライフへの鍵を渡すような行為になります。

3. パソコンをクリーンアップしてパフォーマンス (およびセキュリティ) を向上させましょう。忙しい日々の中で、デスクトップやノートPCのクリーンアップ作業は後回しになっていませんか。月に1回実行するだけで、デバイスの処理能力を高め、寿命を伸ばすことができます。一定期間、クリーンアップ作業を行っていなかった場合は特に、「新しいコンピューター」のような使用感が得られます。

さらに、このプロセスの一部では、最新の更新プログラムでオペレーティング システムとアプリを強化する必要があります。このような更新プログラムには、速度や機能を向上させるだけでなく、長期的な安全性を確保するためのセキュリティ アップグレードも含まれている場合があります。お使いのオペレーティング システムとアプリに自動更新機能が含まれている場合は、それらの機能を有効にすることで、動作するようにしましょう。

4. 写真を整理して保存しましょう。写真については、それ自体がトピックになるようなデータがあります。実際、2018年には世界中で約1.2兆枚の写真が撮影されたと推定されています。その中にはもちろん、あなたが撮影した写真も含まれているでしょう。

写真は、アルバムやグリーティングカード、壁掛け、台所や居間のデジタルフォトフレームなどのように特別な形で使用される以外は、コンピューターやスマートフォンで単にストレージの空き容量を占有している可能性があります。写真の整理は、データのクリーンアップ作業をちょっと楽しいものにしてくれます。

5. 古いアプリやそのアプリに関連するデータを削除しましょう。お使いのスマートフォンに、ウォーキングやランニング、トレーニングを追跡するためのアプリが複数インストールされているとします。そのうちの1つは、今ではまったく使われなくなりました。古くて使わなくなったアプリは削除しましょう。アプリを削除する前に、アプリに関連付けられているアカウントにアクセスしてアカウントを削除し、パスワードやユーザーIDはもちろん、スマートフォン以外の場所に保存されているデータもすべて削除するようにしてください。

デスクトップやノートPCについても、アカウントのデータがデバイス以外の場所に保存されている可能性があることを意識して、同様の手順に従って削除するようにしてください。

今どきの多くのアプリに保存されている情報は、アプリのプロバイダーにより保存、管理されています。データや情報が流出しないように、必ずアカウントを閉鎖してください。

6. 古いファイルを抹消し、保管中の重要なファイルは暗号化しましょう。この手順を実行するには、お使いのデバイスで包括的なセキュリティ ソフトウェアを使用する必要があります。ウイルス、マルウェア、プライバシーや個人情報に対するサイバー攻撃からユーザーを保護するだけでなく、重要な情報も保護します。こうしたセキュリティ ソフトウェアは、次のような機能を備えています。

  • ファイルの暗号化機能。最も機密性の高いファイルを暗号化キーなしでデジタルの暗号に変換したり、復号したりできます。
  • デジタルファイルシュレッダー機能。古いファイルをコンピューターから完全に削除します (デスクトップのゴミ箱にファイルをドロップするだけでは完全に削除することはできません。ゴミ箱にあるファイルは簡単に復元できます)。
  • アイデンティティ盗難保護機能。ダークウェブ上で個人情報が流出していないかをモニタリングし、詐欺のリスクがある場合はすぐに警告します。

7. 古いコンピューターやテクノロジーを適切に廃棄しましょう。デスクトップ、ノートPC、スマートフォン、タブレットなど、長期間使用したデバイスが不要になった場合、環境面やセキュリティ面に配慮した方法で廃棄するようにしてください。

古いハードドライブに残っているデータがないかについても考えるようにしてください。古いコンピューターには、大切な個人情報や財務情報が大量に残っている可能性があります。タブレットやスマートフォンに対しても同様です。米国連邦取引委員会 (FTC) による記事 (コンピューターを廃棄する前のデータの保護) では、簡単なアドバイスが提示されています。保護されていないゴミ箱に自分の古い納税申告書を残しておくことなど、誰も望みませんよね。

デバイスの廃棄にあたっては、いくつかの選択肢があります。

  • お住まいの地域の電子廃棄物の処理方法をご確認ください。古くなったテクノロジーを安全な方法で廃棄し、リサイクルするサービスがあります。
  • 下取りサービスを提供している携帯電話会社もあります。テクノロジーを適切に廃棄するのみでなく、新しいデバイスの購入補助などのインセンティブプログラムも用意されています。
  • 最後に、デバイスの再利用をご検討ください。ご家族に譲ったり、寄付したりするという選択肢もありますね。使い古したテクノロジーでも、ほかの誰かにとっては大きな宝になるかもしれません。繰り返しになりますが、古いデータは必ず保護してください。

 不要なデータを一掃した分だけ、優れた効果がもたらされるでしょう。

この季節に不要なデータを一掃して、その効果を実感してください。ここまでに記載した内容をご参考いただければ、これまで以上に安全で高速なデジタルライフをお楽しみいただけます。

最新情報を入手する 

マカフィーに関する最新情報や、モバイルセキュリティの脅威に関する最新情報を入手するには、Twitterで@McAfee_JPをフォローするか、電子メールを購読するか、ポッドキャストでHackable?を聴くか、マカフィーのFacebookで「いいね」を押してください。

マカフィー® トータルプロテクションを30日間お試しいただけます

マカフィー® トータルプロテクションを利用し、オンライン上での安全を確保している6億人以上のユーザーの仲間入りをしましょう。

FacebookLinkedInTwitterEmailCopy Link

最新情報を入手する

フォローして、マカフィーに関する最新情報を取得して消費者やモバイルのセキュリティ脅威について理解しましょう

FacebookTwitterInstagramLinkedINYouTubeRSS

以下からの詳細: プライバシーと個人情報の保護

Back to top